小説 2.山崎探偵の懊悩(2) (わ、忘れます──あの人のことは、もう言わないで)京子のすすり泣きの後、男の勝ち誇ったような声が続く。(よく言ったわ。京子。ご褒美に京子のお好きな方法で責めてあげるわ。ねえ、一番いいのを教えてよ)(は、恥ずかしいわっ)京子は生々しい声をはり... 2017.02.12 小説新 花と蛇(挿絵更新分)新花と蛇
小説 1.山崎探偵の懊悩(1) 「それではどうあっても、依頼を受けていただけませんか」「申し訳ありませんが、別口をあたられた方が良いです。うちの事務所にはもうそれだけの調査をこなす力はありません。それよりも警察には届けられたのですか?」「警察など、あてになりません。いえ、... 2017.02.12 小説新 花と蛇(挿絵更新分)新花と蛇