第148話 牝獣たちの狂宴(5)

「とにかく今は、高志って息子にオカマを掘られていると思っているんだから、あんたもそのつもりで犯せばいいじゃないの。イメージプレイってやつよ」
「そうか、そうだな」
朽木はニヤリと笑って昌子を見下ろす。母性を感じさせる昌子は朽木の理想のタイプと言える。そんな昌子と本気で近親相姦プレイを楽しめるのだ。こんなラッキーなことはない。
「ああン……高志ったら、どうしたの……いつものようにもっと母さんを気持ちよくさせて」
昌子は朽木の肉棒をくわえ込んだままなよなよと豊かな尻を振る。朽木は「よしっ」と声を上げて再び昌子に挑みかかる。
「あ、あンっ! す、すごいわっ。高志っ」
「どうだ、母さん。息子のチンポを尻の穴で咥え込んだ気持ちは」
「あ、ああンっ! す、素敵よっ! 母さん、た、たまんないわっ」
昌子は息子に肛門を犯される倒錯的な幻想に全身を痺れさせながら、肛門を断続的に収縮させる。その妖しいまでの感触に耐えかねて、朽木は昌子の直腸の奥深くに大量の精を放つのだ。

「あ、ああっ、ああンっ!」
長山美智恵は艶やかな黒髪を振り乱しながら彼女の肛門を貫いている沢木に甘えるように尻を押し付けてくる。ぷっくり膨らんだ花蕾を沢木が指先で弄ると、美智恵は唇の端から涎を流しながら「あ、ああっ、そ、そこ、か、感じるーっ!」と絶叫するのだ。
「本当に男は久しぶりなのかい、奥さん。この身体じゃセックスレスじゃあもたないだろう、ええ」
沢木がスリムな中にも熟女らしい艶のある尻を叩きながら尋ねると美智恵はうん、うんと頷く。
「どっちなんだい、ええ、奥さん。身体が疼いてもたないんだろう、はっきり言ってみな」
「そ、そのとおりですわっ! 美智恵、身体が疼いてもちませんっ!」
「本当は旦那に内緒で、男を咥えこんでいたんじゃないのか?」
「は、はいっ! 主人に内緒で、他の男の方に抱かれていましたっ」
昌子に続いて美智恵までが意外な告白をしたので、沢木は驚く。
「本当か? いったい誰をくわえ込んでいたんだ?」
「そ、それは……」
さすがに口ごもる美智恵の花芯を沢木がひねり上げると、美智恵は「あ、ああーん、そ、そこ、駄目ですっ!」と悲鳴を上げる。
「も、申し上げますわっ。しゅ、主人の弟の、要さんですわっ!」
「なんだって? 奥さん、義理の弟と不倫の関係だったのか」
沢木は再び驚き、圭子と春美が顔を見合わせあう。
「呆れたわ。本当の淫乱女だったのね」
「これなら遠慮は要らないわね」
美智恵はそんな女達の嘲りの声も耳に入らないのか、沢木に直腸を突き上げられながら激しくむせび泣いている。
「そ、そうですっ! だ、だって美智恵、身体が疼いてしょうがなかったんですもの……」
「なんて淫乱な奥さんだ」
沢木は美智恵の尻にゆっくりとピストン運動を送り込みながら、再び花芯を探り当てる。美智恵が高まってきたのを確認した沢木は一気に鍔元まで抉り、同時に探り当てた花芯をひねりあげる。
「あ、ああっ! い、いくっ!」
ノーブルな顔立ちの美智恵は沢木の精を腸壁に浴びながら絶頂に達し、がくりと首を折る。

美智恵の隣では岡部摩耶が、かつて彼女によって痴漢の現行犯として警察に突き出された赤沢によって肛門を深々と貫かれ、均整な裸身をうねらせながら快感にむせび泣いている。赤沢は粘っこく絡み付いてくるような摩耶のその部分の感触を楽しみながらも、やや微妙な顔つきになっている。
「どうした、おかしな顔をして。良くないのか?」
赤沢に摩耶を譲る形で、ビールを飲みながら2人の絡みを見物している脇坂が声をかける。
「いや、尻の具合はいい、すこぶる良いんだが」
赤沢がグン、グンと突き上げると摩耶は「あ、ああっ、そ、そこっ!」と悲鳴に似た悦楽の声を上げる。
「この女、ケツを犯されるのは初めてじゃないみたいだ」
「何だって?」
赤沢がいったん動きを止めると、摩耶は「あン……やめないで……」と甘えるように尻を振る。
脇坂はそんな惚けたような摩耶に近づきの髪をぐいと掴むと顔を上げさせる。
「おい、奥さん。これまで尻の穴を開発されたことがあるのか?」
「あ、ああ……」
摩耶はしばらく焦点の合わない目を脇坂に向けていたが、やがてこくりと首を縦に振る。
「一体誰だ。正直に言いな」
「は、はい……」
摩耶は再び素直にうなずく。
「こ、子供が手を離れて……ラ、ライターの仕事を始めたころ……出版社の副編集長だった高畑さんという男性に……え、SMの調教をされました」
「SMの調教だと?」
摩耶の告白に脇坂と赤沢は同時に驚きの声を上げる。その声を聞いた圭子と春美が「何、どうしたの?」と言いながら寄ってくる。
「どんなことをされたんだ? その、高畑って男に」
「は、はい……ロープで縛られたり……ローソクや浣腸をされたり……さ、最後にはアナルセックスが出来るように、お尻の穴を拡張されました」
「驚いたわ。人は見かけによらないわね」
圭子と春美が目を丸くする。
「どんなことをされたのよ。その、高畑って人に」
「はい……浣腸をされたり……お尻の穴を拡張されたり……さ、最後にはアナルセックスが出来るように、調教されました」
「そんなことをされてご主人にはばれなかったの?」
「は、はいっ……主人にはもちろん秘密でした」
「どうしてそんな風になったのよ?」
「昔雑誌記者をしていたと言っても、ブランクのある主婦にライターの仕事はなかなか回ってきませんでした……でも、どうしてももう一度物書きの仕事がしたくて出版社に通ううちに……SMクラブの体験取材の仕事を一度だけやるなら……その後継続的に発注すると言われて……」
摩耶が何かに憑かれたように昔のことを話し出す。
「それで、OKしたのね?」
「はい……」
摩耶は夢を見るような表情でこくりと頷く。
「その記事だけは別のペンネームで書いて良いし、写真は撮るけど顔は絶対に出さない、体験取材と言ってもせいぜい服の上から縛るくらいだという約束で、高畑さんと一緒にそのSMクラブに行きました」

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