本サイトに掲載しております『新 花と蛇』ですが、これは言うまでもないことですが団鬼六先生の名作『花と蛇』のファンフィクションです。
今のSM小説の基本となる骨格を作ったと言ってもよい『花と蛇』ですが、二次創作の分野ではあまり見かけません。商業では神崎京介氏の『新・花と蛇』や、奇譚クラブに連載された山光純(杉村春也氏の変名という説あり)氏の『パロディ花と蛇』くらいでしょうか。
白川も以前から『花と蛇絵巻』というタイトルでファンフィクションというか、名場面集っぽいものを書いていたのですが、やはりちゃんとした小説の形にしてみようと思って取り組んだのが本作です。
小説にするからにはオリジナルに、何か軸になるようなストーリーを加えなければならないと思い、考え付いたのが山崎探偵による静子たち美女の再度の救出作戦です。この作戦にオリジナルには登場しなかった山崎の妹、美沙江の母、小夜子の母、そしてオリジナルには名前が登場した静子の親友のダミヤを参加させました。
山崎の妹に久美子、美沙江の母に絹代、そして小夜子の母に美紀と、鬼六先生の他作品の登場人物の名前を付けたのは、それぞれのキャラクターの性格を持ち込めば世界観的に違和感がないかと考えたからです。
久美子はともかく、絹代と美紀は年齢的にきついかなと思ったのですが、『花と蛇』連載当時はともかく、今となっては40代で魅力的な女性もたくさんいますので、最終的にはまあ大丈夫かなと考えました。
コメント
奇巌丈殿の作品を楽しい読ませていただています。私は岡山に住んでおります、65才の男です。会社を息子に継がせ余生を送る日々です。花と蛇に出逢ったのは50年ぐらい前です。団氏の作品の虜になり、隠れて読んだものでした。お金で買った女性とSMの真似事をも経験しました。しかし、作品の様な緊張観は味会うことは出来ません。犯罪になりますから
。あなた様の作品に出会い若い頃を懐かしくおもいだされます。奇巌丈殿にお願いがございます。花と蛇の展開が早いと感じております。また、それにともない羞恥心が薄れているように感じられます。小夜子は以前、同級生がショウを見に来てうろたえていました。その同級生と一夜を共にするたか、調教に参加させるとか。他の女性も昔の悪い知り合いとの一夜や調教をさせてみては如何でしょうか。新鮮な感覚になるのではないでしょうか。そして剃毛、浣腸をそれぞれが受けることで、それぞれの女性で1章づつ書くぐらい女性の気持ちを奥深く描いていただけたら幸いです。長々書きましたが一人のファンと思ってお許しください。
前原様
申し訳ございません。奇巌丈氏のサイトはこちらではなく、「奇巌丈の夢幻画廊」ではないかと思います。
花と蛇の二次創作を行っているという共通点はありますが、白川と氏の作風は大きく違います(もちろん別人です)
奇巌丈氏の作品に対する要望は直接同氏へお願いいたします。