『ニュータウンの奴隷家族』は当サイトの読者の方の投稿によるアイデアがもとになって開始されたものです。一読していただければお分かりと思いますが、杉村春也氏の名作『恥虐の牝檻』をかなり意識しており、実際よく似た責めも登場します。
一応作品分類としてはSM小説としていますが、徐々に寝取られの比重が高くなってきました。
『ニュータウンの奴隷家族』が『恥虐の牝檻』と大きく違う点は、責め手の主眼が被虐側個々の肉体や精神だけでなく、その「家族関係」に向けられていることです。
「家族」は社会の基本的単位であり、個人の人間関係のかなりの部分を占めます。しかしながら家族の中の基本的な関係である「夫婦」は元々は他人同士です。その信頼関係を築くためには長い年月を要しますが、崩れるときはあっという間に崩れます。
ヒロインのしのぶや裕子が、激しい責めの中で肉体的にマゾヒズムに目覚めると共に、最も大事にしていた家族関係を壊されていく姿を描こうとしたのですが、さて、うまくいっているでしょうか?
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