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107.悩乱する久美子(2)

「辛子責めの拷問を受けても、まだそんな口を利けるやなんて大したもんや」
「こりゃあ京子以上のじゃじゃ馬かも知れないわね」
義子とマリはそう言うと再び肩をすくめる。
「ねえ、川田さん。この後、久美子にはなんの拷問を用意しているんだったかしら」
「次はケツの穴の糸通しだ」
「それ、ちょっと私たちにやらせてみてよ。この生意気な女が吠え面をかくのが見たいわ」
「いいぜ、こっちもちょうど良い酒の肴だ」
川田がそう言うとマリと義子は頷き合い、久美子の足元に置かれたタコ糸とガラス棒を取り上げる。
「お嬢さん、ちょっとこれを見てご覧よ」
マリが一メートルはあろうかというタコ糸とガラス棒を久美子に見せつける。久美子がはっとした表情で目を逸らそうとするのを義子が押さえ付ける。
「このタコ糸をこっちのガラス棒を使って、お嬢さんのお尻の穴に押し込むんや。どや、楽しみやろ」
久美子はタコ糸から必死で目を逸らしているが、その肩先は早くも恐怖と屈辱に震え始めている。
「全部お尻の中に飲み込むまで許さないから、そのつもりでいるのよ。いいわね」
マリはさも楽しげにそう告げると、義子と目配せを交わす。
「さ、いくわよ」
マリが久美子の豊かなヒップをパシッと平手打ちするとタコ糸を手にして座り込む。義子が久美子の股間を覗き込むようにして双臀の狭間に秘められたつつましやかな菊蕾に指をかけ、ぐっと開く。
「ああっ!」
恥ずかしい排泄器官を無理やり押し開かれる――久美子は衝撃にぐっと頭をのけ反らせる。
「ちょっと、堀川はん。そんなとこで顔を背けてないで、こっちへ来てご覧よ」
義子が久美子への責めから顔を逸らすようにしている堀川に声をかける。
「お嬢さんの直腸の中まではっきりと見えるわよ」
マリがくすくす笑いながらガラス棒を久美子の隠微な穴に挿入し、菊門をこじ開けるようにする。
はっきりと晒された久美子のピンク色の直腸壁を代わる代わる覗き込んだ義子とマリは、キャッ、キャッとさも楽しげに笑い合う。
「なかなか奇麗な色じゃない」
マリはそう言いながらガラス棒の先で久美子の腸壁を軽くつつく。
「この中って、マンコに比べると単純なもんやな」
「そりゃそうよ。ウンチを出すだけの穴だもの」
そんなことを言い合っていた義子とマリは再び堀川に「どうしたの、早くおいでよ」と促す。
堀川は立ち上がるが、かなり酒が回っているのか、ふらふらとその場に倒れそうになる。
「しっかりしねえか。堀川」
そこを竹田が支えるが、堀川は煩そうに竹田の手を振り払うと、義子とマリの間に座り込む。
「どや、堀川はん。腸の中まで見ると百年の恋も覚めるんやないか?」
義子がくすくす笑いながら堀川をからかうと、堀川は義子にギロリと目を向け、「そんなことはねえ……」と低い声で答える。
「それなら、久美子のここんところにキス出来る?」
マリがガラス棒で久美子の菊蕾をつつきながら堀川を挑発する。すると堀川は今度はマリをギロリと睨んだかと思うと、いきなり久美子のその部分に唇を押し付ける。
「あっ、あっ、な、何をっ!」
狼狽した久美子が悲鳴を上げながら、腰部を激しくうねらせたので、義子とマリは手を叩いて歓声を上げる。
「ひゃー、これは本物やわ」
「ここまで愛されるなんて、お嬢さんも幸せものね」
川田と吉沢は、酔った勢いとは言え、久美子の菊花に吸い付き、激しく舌を使い始めた堀川をしばらく唖然とした表情で眺めていたが、やがて満足そうに笑い合うと堀川に声援を送る。
「おう、頑張れ、堀川」
「柔道のお嬢さんをメロメロにしちまいな」
一人蚊帳の外といった竹田に、義子とマリが寄り添い、酌をする。
「どうしたんや、竹田はん。随分おとなしいやないか」
義子はそう言いながら竹田の股間にそっと手を触れる。
「あっ、竹田はん、チンチン立ててる」
義子はさもおかしそうにクスクス笑い出す。
「どれどれ」
マリも竹田にしがみつくようにして、ズボンの布を押し上げている股間に手を触れる。
「本当だ。もうビンビンじゃない」
「や、やめろっ」
竹田は義子とマリから逃れようとするが、二人のズベ公たちはしっかりと竹田にしがみついて離れない。
「格好つけてないで、堀川さんみたいに羽目を外したらどうなの」
マリは竹田の股間を揉み上げるようにしながらからかう。
「それともまだ美津子が忘れられへんの? 美津子はもう吉沢さんの女やから義理立てしても無駄やで」
「そ、そんなのじゃねえ。おい、そこを触るのはやめねえかっ」
「あら、気持ち良くないの? このまま出してもいいのよ」
「特別サービスや。あたいとマリで飲んであげるわ」
マリと義子が竹田のズボンのチャックに手をかけようとすると、竹田は「い、いい加減にしねえかっ」と悲鳴のような声を上げる。
「森田組のチンピラより義子やマリの方がずっと逞しいぜ」
義子とマリに弄られている竹田を見ながら、吉沢がため息をつく。
「あいつらは戦争で家族を亡くしてから、ずっと女だけで逞しく生きて来たからな。使いっ走りの竹田や堀川とは性根の座り具合いが違うぜ」
川田が吉沢のコップに酒を注ぎながら答える。
「このままじゃ冗談じゃなく、森田組の跡目は銀子になんてことになりそうだ」
吉沢がそんなことを言い出したので川田は驚く。
「吉やんはそれでいいのかい?」
「俺は腕っ節だけの男だからな。頭を張るような柄じゃねえ」
吉沢はそう言うとコップの酒をぐっと飲み、久美子の股間にしゃぶりついている堀川に声をかける。
「堀川、もっと気張ってお嬢さんを責め上げねえか。いっそそのまま気をやらしちまえっ」
その声を聞いた堀川は一段と激しく久美子を責め立てる。辛子を塗られて腫れ上がっている秘奥の内部に舌を差し入れられ、しゃぶり抜かれる妖しい感覚に久美子はたまらず悲鳴を上げる。
「ああっ、も、もうやめてっ! そんなところを嘗めるのはやめてっ!」

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