112.母子惑乱(5)

「ううっ……」
女のもっとも羞かしい箇所が露骨なまでに晒されたその瞬間、美紀夫人は苦しげな呻き声を上げるが、依然としてその目は意地になったように閉じられたままである。そんな夫人の様子を頼もしげに見ていた津村は、小夜子の隣に立たされた文夫に視線を移す。
「文夫君、お義母さんが素直になるまで、マンコを嘗めてさしあげるんだ」
その言葉を聞いた文夫は、電流に触れたように裸身をブルッと震わせる。
「どうした、何をためらっているんだ。自分が生まれて来た穴じゃないか。親孝行のつもりで優しく嘗めてやれ」
津村はそう笑いながら文夫の猿轡を外していく。猿轡を解かれた文夫はあまりのことに言葉を失ったかのように、整った顔を悲痛に歪めて左右に振っているのだ。
「これじゃあ埒が明かないな。小夜子、姉の君から弟を説得してやるんだ」
そう津村から声をかけられた小夜子も、津村の残酷な命令に顔面を蒼白にしているのだ。
「母親と思っちゃ駄目だと何度言ったら分かるんだ。小夜子は、お義母さんを変態ショーのスターにしたいというのか」
津村は苛々したようにそう言い放つと夏次郎に向かって「室内電話で鬼源を呼んでくれ。お義母さんを、次のショーに出演出来るように調教を開始するよう頼むんだ」
「了解!」
夏次郎はおどけたように敬礼すると、室内電話に飛びつき受話器を持ち上げる。そのとき「ま、待って!」と小夜子の悲痛な声が響く。
「おっしゃるとおりにします。しますから、鬼源さんに電話をするのはやめて」
そう言うと小夜子は文夫に向き直る。
「ふ、文夫さん、ママのお、おマンコを嘗めるのよ」
「姉さん――」
「そうしないとママはもっと恐ろしい目にあうのよっ。黙って姉さんの言うとおりにしなさいっ!」
小夜子の勢いに押された文夫はがくりと首を垂れさせる。春太郎と夏次郎はそんな文夫の肩を押さえるようにしながら、美紀の前に引き立てて行く。
床の上に文夫を引き据えた二人のシスターボーイは文夫の頭を押さえて、美紀の股間にぐっと近づける。
「どう、文夫さん。ママさんのおマンコ、こんなに近くで見るのは初めてじゃない?」
「うっ、ううーっ!」
息遣いが感じられるほど近くに息子を感じた美紀夫人は激しく狼狽して腰部をくねらせる。しかし、M字形に固定されて、尻の下に大きな枕まで敷かれた夫人の抵抗はほとんど意味が無く、むしろ文夫を誘うような結果になっているのだ。
美紀の秘奥はまるで獲物を待ち受ける食虫植物のように、文夫の前で妖しく息づいている。ほのかに開いた肉襞は意外なほどの新鮮な色合いを見せ、蜜壷から発せられる濃厚なまでに甘い香りが文夫の鼻孔を刺激する。
「ううっ……」
実の息子の目の前にとんでもない姿を晒していることを自覚した美紀は絶望に堅く目を閉じる。
「や、優しく嘗めてあげるのよ。ママのおマンコを――ねえ、文夫さん」
小夜子にそんな風に呼びかけられた文夫は小さく口を開くと舌を出し、美紀の秘奥のとば口にそっと触れさせる。
「ふぐっ!」
実の息子の舌先を女の部分に感じたその瞬間、美紀は凄まじい背徳感を知覚してブルッと裸身を震わせる。
「嘗めて、文夫さん、ねえ、嘗めて……」
小夜子は文夫にそう呼びかけながらゆっくりと身体をくねらせ始める。
姉のそんな妖しいまでの淫らな囁きと懐かしい母の声、そして何度も間近に眺めた姉の秘所と母の秘所が文夫の頭の中で重なり合う。
「優しく舌を使って……襞と襞の間まで嘗めて」
舌先に母親の甘い蜜を感じた文夫は次第に惑乱の境地に陥り、まるで赤子が母の乳を求めるような懸命さで唇をぴったりと美紀の花唇に押し当てる。
「うっ、ううっ……」
美紀は再びブルブルと腰部を震わせる。文夫はすでにそれが母親のものであるという抵抗もなくなったのか、一心不乱に美紀の女蜜をすすり上げているのだ。
「ま、ママっ。落ち着いてっ。目を開けて、小夜子の方を見てっ」
息子に女の羞かしい部分を愛撫され、悩乱の極致にある美紀は小夜子の声に閉じた目を開ける。
大きく二肢を開き、その秘奥の半ばまでくわえ込んだ金の鈴をゆっくりと体内に呑み込んで行く小夜子の姿を目にした美紀は、信じられないものを見たかのような表情になる。
「さすがは鬼源さんの折り紙付きの名器ね。見事なものだわ」
春太郎が感心したようにため息をつく。
「これなら鬼源さんが教える花電車の芸をすべて自分のものにするのも、そんなに先じゃなさそうね」
夏次郎もまた小夜子のその部分の素晴らしさに舌を巻くのだ。
「ねえ、ママ、さ、小夜子、こんなことまで出来るようになったのよ。これは、小夜子の人間ポンプっていうの。す、素敵でしょう」
そんなことを口走りながら金の鈴を完全に体内に呑み込んだ小夜子は、津村に甘えるような声をかける。
「ねえ、あなた。次は銀の鈴を――」
「よしよし」
鈴縄を手にした津村が小夜子の形の良いヒップをパシリッと平手打ちする。すると小夜子はくるりと身体を半回転させ、美紀の方に尻を向ける。
津村は小夜子の白桃を思わせる尻たぶに両手をかけるとぐいと押し開く。菫色の襞に縁取られた小夜子の尻の穴が露わになり、美紀夫人は思わず再び目を閉じる。
「だ、駄目よ、ママ。顔を逸らしちゃあ」
小夜子は口元に微妙な笑みまで浮かべて、母親に話しかける。
「小夜子のお尻の穴をよく見て――何か感想を言って欲しいわ」
「ううっ!」
言語を絶する娘の卑猥な姿――美紀夫人は目の前で展開されている淫らな地獄絵を信じたくないとばかりに首を左右に振る。
「ふ、文夫さん、ママが素直に目を開けるまで、ママのお尻の穴を嘗めて上げて」
「うぐっ!」
文夫はまるで小夜子の操り人形のように素直に指示に従い、舌を窄めるようにしながら美紀夫人の菊花に押し当てる。我が子に尻の穴を舐られる――気が狂いそうな衝撃に、夫人は猿轡の下で獣の咆哮のような声を上げるのだ。
美紀夫人はたまらず目を開ける。すると小夜子はまるでそれを待っていたかのように、慎ましやかに窄まったアヌスを広げ、銀の鈴を直腸内に呑み込んで行く。
「前のお道具だけじゃなくて、後ろの方も名器なのね。まったく、憎らしいわ」
春太郎が小夜子につかつかと近寄ると、引き締まった尻をぱしりっと叩く。
「奥様、お嬢様のお道具は前も後ろも人並み外れた見事さだわ。どう、母親として鼻が高いでしょう」
夏次郎がそんな風にからかいながら夫人の太腿を淫靡に撫でさするが、文夫に菊蕾を執拗なまでに嘗め立てれている夫人はもはや反発する気力すら失い、逞しいばかりに実った双臀をなよなよと悶えさせているだけだった。
前後の穴に鈴を含み、紅白だんだらの紐で股間を締め上げられた小夜子はいよいよ教え込まれた本格的な演技に移行する。

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