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160.一網打尽(8)

「フフ……名探偵とあろうものがいい気味だよ」
「敵の前で身ぐるみ剥ぎ取られて行くのはどんな気持ちだい」
銀子と朱美はそんな風に山崎に嘲笑を浴びせながら、パンツまで降ろして行く。下半身裸にされた山崎は屈辱に顔を染め、さも口惜しげに歯軋りをしているのだ。
(ごめんなさい……兄さん……ごめんなさい)
自分が敵の企みを見抜けなかったばかりか、拷問に屈したために兄までも地獄に落とすことになってしまった。悔やんでも悔やみ切れない思いに苛まれながら、久美子はこの場からかき消えてしまいたいとまで願うのだった。
銀子と朱美に川田と吉沢まで加勢して、山崎はダミヤと同様に足首を青竹に縛り付けられた開股の姿勢に固定される。そんな惨めな姿にさせられた山崎に、男たちは口々に罵声を浴びせる。
「いいザマだぜ」
「森田組に楯突いたことをじっくり反省するんだな」
そんな嘲罵の台詞を浴びながら山崎は、憤怒の目を田代と森田に向け続けているのだ。
「それにしても、探偵さん。なかなか立派なものを持っているじゃないの」
銀子はそう言うと山崎に近寄り、股間の肉棒をいきなり握り締める。
「うーっ!」
思いもかけぬ銀子の行為に、山崎は愕然と目を見開き、獣のような呻き声を上げる。
「おや、随分堅くしているじゃないか。金髪女が浣腸責めをされているのを見て、興奮したのかい」
銀子はそう言ってせせら笑いながら山崎の肉茎を揉み上げ始める。
「チンチンをこういう風にされたら気持ちがいいだろう、ええ、探偵さん」
「うーっ、うーっ!」
言語に絶する汚辱の行為に山崎は必死で身体を悶えさせるが、両手を吊られ、両足を開股に固定された身では銀子の攻撃を防ぎようもない。
「私にもやらせてよ、銀子姐さん」
「あいよ」
銀子は朱美と交替すると山崎の背後に回る。
「ふうん、こりゃあ確かになかなかのもんだわ。十分森田組の男役者は勤まるかもよ」
朱美はそう言うと山崎の睾丸をぐいと握り締める。
「うっ! うぐっ!」
激烈な痛みに山崎は身体を震わせる。
「しまった。間違えたよ。こっちはタマだったね」
朱美はそう言ってケラケラ笑い、手のひらに椿油をたっぷり取ると改めて山崎の肉棒を握りしめ、ゆっくりと扱き出す。
「このまま一度恥をかかせてやるよ」
朱美は口元に冷酷そうな笑みを湛えたまま、山崎をいたぶり出す。山崎は狼狽して身体を必死で捩らせるが、朱美にしっかりと急所を握られているため、抵抗らしい抵抗も出来ない。
「川田さん、ちょっとその金髪女に気分を出させてよ」
「よし来た」
朱美に声をかけられた川田は棚から怪しげなクリームの瓶を取り出し、蓋を開けるとべっとりと指先に取る。
「いいかい、探偵さん。目の前の金髪の美人から目を逸らすんじゃないよ」
朱美はそう言いながら山崎の肉棒を扱き続ける。
時に静かに、時に激しく、緩急をつけながら責め立てる朱美の手管に、山崎の肉棒は見る見るうちに膨張を示し出す。
川田は次にダミヤの前にしゃがみこみ、ダミヤの秘奥にクリームをべっとり塗り付ける。
「な、何をするのっ」
ダミヤは腰を捩らせて川田の手を避けようとするが、400ccの浣腸を施されて、痺れ切っている身体では力が入らない。川田の指はあっさりとダミヤの秘部に滑り込む。
「あ、ああ……」
一瞬その部分に清涼感が広がるが、すぐにそれは怪しい熱に転じ、ダミヤの敏感な箇所を焦がし始める。ダミヤのピンク色の秘芯はみるみるうちに充血し始める。
「ああ……ど、どうして……」
ダミヤは自分自身の意志を裏切るような身体の反応に、激しい狼狽を見せる。
「吉やん、も一度金髪のご婦人のデカパイを揉んでやってくんな」
「わかった」
吉沢がダミヤの背後に回ると、豊かな乳房を両手でぐいぐいと揉み上げ始める。同時に川田がすっかり潤いを見せている秘奥に二本の指をいれ、緩やかにまさぐり始める。
「ああ……あっ……」
ダミヤの口から小さな悲鳴が漏れ始める。そこには嫌悪だけではなく、甘えのような響きが混じり出しているのを敏感に察した川田は、ますます調子づいて責めの手を強める。
もじもじと裸身を悶えさせたダミヤの姿から山崎が思わず目を逸らそうとすると、すかさず朱美が山崎の睾丸を思い切り握り締める。
「ううっ!」
再び急所を潰れるほど握られ、猿轡の下で山崎は獣のような呻き声を上げる。
「目を逸らしちゃ駄目って言っているだろう。懲りない男だね」
腰部を震わせながら苦痛に耐える山崎を、朱美はさも楽しげに眺めている。山崎が再びダミヤの姿に目を向けたのを確認した朱美は満足そうに笑うと、改めて山崎の肉棒を扱き出す。
淫靡な責めを受けている山崎とダミヤから必死で目を背けている久美子に銀子が近寄り、猿轡を外す。
「せっかく仲の良い兄妹が再会したんじゃないか。どうしてそんな風に顔を逸らしているんだい、ええ、久美子」
久美子はそれには答えず、銀子に哀願するような目を向ける。
「お、お願いです……兄に、兄に酷いことをするのはやめてください」
「久美子も随分女っぽい表情をするようになったじゃないか。そんな風に見られるとゾクゾクして来るよ」
銀子は口元に残酷そうな笑みを浮かべると、久美子の肩をそっと引き寄せるようにする。
「別に酷いことをするつもりはないよ。お兄さんは精力が有り余っているから森田組に楯突こうなんて気になるんだから、ちょっとその余った精を絞り取ってやるだけさ」
「そ、そんな……」
「男ってのは自然に精が溜って、放っておくと眠っている間に漏らしちまうのさ。お兄さんにはこれからずっとこの田代屋敷に滞在してもらうんだから、そんなみっともないことにならないように、時々ああやって抜いてやろうってのさ。どうだい、あたいたちのやっていることは酷いことでもなんでもないだろう」
銀子はそう言うと楽しげに笑う。
「まあ、そのうち実演コンビを組まされると、あたいたちがわざわざ抜いてやらなくても良くなるだろうけどね」
「兄に……兄に本当にそんなことをさせようというのですか」
「当たり前じゃないか。いまさら何を言っているんだい。久美子はそれを承知の上で山崎を罠にかけることに協力したんだろう」
その時ダミヤが「も、もう嫌っ!」とつんざくような悲鳴を上げる。
ダミヤは込み上げる排泄欲求に苛まれながらも、肛門に栓をされているためにそこから解放されることもない。一方で敏感な秘奥と乳房を川田と吉沢に責め立てられる異常な感覚に、もはやすっかり自分を失ったように泣き叫ぶのだった。

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