197.肉の狂宴(10)

「二人ともすっかり濡らしているじゃない」
「マンコの奥がキラキラ光っているで」
マリと義子のからかいに京子は「ああ……羞かしい、羞かしいのよ」と身悶えする。
美津子もまた魂を宙に飛ばしたような顔付きになり、「見て、お兄さん、見て」とうわ言のように繰り返している。
「なるほど。こりゃあ良い絵が撮れそうだ」
撮影班の井上は京子と美津子の艶技に驚き、しきりに頷きながら鬼源の方を向く。
「鬼源さんの言ったとおりですぜ。これなら無駄にしたフィルムも生きるってもんでさ」
「ハプニングの意味が分かったかい?」
「へい、何となく」
井上はニヤリと笑って、再び撮影機を覗く。
興味深げに成り行きを見守っていたジョーとブラウンもそんな京子と美津子の濃厚な艶技を目にして、身を乗り出している。
「どうだ、名探偵さんよ。恋人とその妹のマンコを並べて鑑賞できるなんて、滅多に出来ることじゃねえぜ。お膳立てしてやった俺達に感謝するんだな」
川田はせせら笑いながら山崎の顔を覗き込むと、ふと下半身に目をやる。
「おいおい、京子たちに気を取られているうちにかなり吊り上げて来たじゃないか」
山崎のそれが力を持ち、酒を入れた銚子を持ち上げ始めていることに気づいた川田は頓狂な声を上げる。
「や、山崎さん……」
ここで言われたとおりにしなければ京子だけでなく、美津子や小夜子、そして文夫たちまで汚辱の責めを受けるはめになる。そう考えた山崎は悲愴な決意を固め、屈辱に顔を真っ赤にしながら股間に意識を集中させ、必死で銚子を吊り上げて行く。
そんな山崎の姿を目にした京子はあまりの悲惨さに言葉を失う。名探偵との評判が高い山崎がやくざやズベ公たちの笑いものになっている。そしてそんな汚辱の責めに力を貸しているのは外ならぬ自分なのである。
しかし山崎と同様、京子もまたここでやめる訳には行かない。なんとか山崎に銚子を持ち上げさせなければ、他の奴隷たちも悲惨な責めを受けることになるのだ。
(山崎さん、許して、京子を許して……)
「もう一頑張りだぜ。しっかりチンチンに気合を入れるんだ」
吉沢もゲラゲラ笑いながら山崎の尻をひっぱたく。肉棒の先端に取り付けられた銚子が途端に激しく揺れ、並々と注がれた日本酒がこぼれ出す。
「京子、何をしているのよ。もっと大胆にマンコを突き出して山崎を応援するのよ」
動きが止まった京子のヒップをマリが力任せに叩く。
「美津子も応援するんや。お兄ちゃん、頑張ってチンチン膨らませて、チンパワーを見せつけてって、クリを振りながら励ましたら、きっと応えてくれるで」
義子もまたそう言いながら、美津子の丸い尻をひっぱたく。京子は涙を堪えながら命じられるままぐっと秘丘を突き出し、「や、山崎さんっ、頑張って!」と絞り出すような声を上げる。
美津子もまたべそをかきながら山崎を見つめ、「お兄さんっ、しっかりっ!」と悲痛な声を上げる。
山崎はそんな姉妹の姿を見ながら、必死で股間に力を入れる。しかし膨張したその肉棒はブルブルと震えながらもわずかに銚子を吊り上げたものの、それ以上仰角を高めることは出来ずにいる。
「制限時間まであと一分と少しや。このままやったら全員お仕置きやな」
義子がストップウォッチを見ながらそう言い放つ。それを聞いた京子は焦燥に顔を青ざめさせながら、「美、美っちゃん」と美津子に声をかける。
「こうなったら私たち、山崎さんにお尻の穴も見てもらいましょう。い、良いわね?」
「え、ええっ?」
信じられない姉の言葉を耳にした美津子は驚愕に目を丸くする。
「な、何を言うのっ。お姉さんっ」
「お願い、姉さんに合わせてっ」
京子は焦りながらそう言うと、マリに「お願いですっ。マリさん、京子と美津子のお尻の穴を山崎さんにお見せしてっ」と切羽詰まった声で訴える。
「良いわよ。ねえ、義子」
「もちろんや。京子姐さんにそこまで頼まれたら断れるわけないやないか」
義子はニヤリと笑うと美津子の尻をパシンと叩き、「さあ、お兄ちゃんにお尻を見せるんや」と声をかける。
「そ、そんな……いくら何でも」
ためらう美津子に京子は見本を見せるように身体の向きを変えながら「時間がないのよ、美津子、お願いっ。小夜子さんや文夫さんを酷い責めにあわせないためよっ」と訴える。
「わ、分かったわ。お姉さん」
その言葉に美津子も覚悟を決め、クルリと向きを変える。マリと義子が同時に姉妹の尻たぼに手をかけ、顔を見合わせて笑い合うと、「それっ」と声をかけて押し開く。
「ああっ!」
美津子は激烈な羞恥に思わず悲鳴を上げる。京子もまたこの場から消えてなくなりたくなるほどの恥ずかしさをぐっと堪えながら、「や、山崎さん、見てっ!」と声を上げる。
「ねえ、見てっ! 京子と美津子のお尻の穴を良く見てっ!」
京子はわめくようにそう言いながら、逞しいほど張り出したヒップを大きく振り立てる。
「きょ、京子と美津子のお尻の穴を比べてっ。ねえ、どっちが大きい? どっちが可愛い? ねえ、ねえ、じ、じっくりご覧になって、教えて欲しいわっ」
京子のそんな言葉に美津子もまたあてられたように「ねえ、お兄さん、見てっ。美津子のお尻の穴も見てっ!」と甘い声を上げながら形の良いヒップを振り立てる。
そんな姉妹の気が狂ったような痴態を呆然と眺めていた山崎の肉棒がいきなりぐんと反り上がったので、義子とマリはぷっと吹き出す。
「あらあら、探偵さんはお二人のケツの穴が気に入ったみたいよ」
「この分やとほんまに銚子を吊り上げるかも知れへんで。ほらほら、もっと良く見せてやるんや」
マリと義子はそんなからかいの言葉を浴びせながら、姉妹の尻肉を限界まで押し開く。二つの菊の花がはっきりとその姿を現し、山崎の目の前で淫靡なまでの開花を示す。
シスターボーイたちによって鍛え上げられた京子の菫色の肛門はふっくらと膨らみ、妖艶ささえ感じさせる。一方、美津子のピンク色の肛門は堅く口を閉ざし、乙女のそれのような初々しさを示している。
「ねえ……お願い……山崎さん……見て、京子のお尻の穴、見て……」
「美津子のお尻の穴も見て……お兄さん、よく見て……」
京子と美津子は競い合うように双臀をうねらせ、山崎を挑発する。山崎はそんな言語に絶する卑猥な演技の虜になったかのように、姉妹の隠微な箇所を凝視しているのだ。
「大したもんだ。ますます元気になってきたじゃないか」
川田は山崎の前にしゃがみこむと、半ばまで持ち上がっていた銚子はますますその高さを増している。山崎の肉棒は血管を浮き立たせて膨張し、ブルブル震えながらくくりつけられた錘を持ち上げているのだ。
「あと少しだぜ、探偵さん。しっかりチンチンに力を入れるんだ」
「とはいってもあまりそろそろ時間切れかも知れねえがな」
川田と吉沢はゲラゲラ笑いながら山崎にからかいの声を浴びせている。切羽詰った山崎は「ううっ……」とうめき声を上げながら腰に力を入れる。すると肉棒は一段と高さを増し、先端にくくりつけられた銚子をまるでクレーンのように持ち上げたのだ。

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