「ああっ」
久美子は羞恥のあまり声を上げるが、京子は構わず久美子のムッチリとした臀肉を開きながら、「さ、久美子さん、お客様への挨拶を続けるのよ」と促す。
「ハ、ハイ」
久美子は頷くと、掠れた声で観客に向かって語りかける。
「お客様……どうぞ近くへ寄って、く、久美子のお尻の穴をご覧ください」
男を誘うようになよなよと尻をくねらせる久美子。そんな久美子の若々しい色気に引き寄せられるように、観客のやくざたちは身を乗り出すようにして久美子のその部分を凝視する。
「こんな可愛い子がケツの穴を見せてくれるなんて信じられねえぜ」
「まったくだ」
やくざたちはそんなことを話しながら、久美子の菊花に見入っているのだ。
「さ、最後はあなたよ、ダミヤ」
静子夫人は親友であるフランソワーズ・ダミヤの迫力のあるヒップをパシッと平手打ちする。
「シ、シズコ……許して」
「駄目よ」
静子夫人はそう言うと、ダミヤの尻肉をぐっと引き裂く。秘められた蕾を露わにさせられたダミヤは「ヒイッ」と悲鳴を上げる。
「み、みなさん、ご覧ください。これが生粋のパリジェンヌのお尻の穴でございます。滅多に見られるものではありませんよ。どうぞ近くにお寄りになって、じっくりとご覧あそばせ」
静子夫人の妖艶な誘いに、観客の男たちは今度はダミヤの下へと集まる。キラキラと光る金色の産毛に縁取られたダミヤの秘められた箇所を目にした男たちは、感嘆の声を上げる。
「こいつがフランス女のケツの穴だ。確かに、生で見るのは始めてだぜ」
「俺もだ」
やくざたちは涎を流さんばかりの顔つきで、ダミヤのその部分に見取れているのだ。
「ああっ、シズコっ、は、恥ずかしいっ。もう許してっ」
「静かにしなさいっ、ダミヤっ」
静子夫人はダミヤのヒップを再びパシッと平手打ちする。ダミヤの白い尻に薄赤い手形が印される。
「あなたはもうポルノ女優として再出発すると、森田組の皆さんに誓ったんでしょう。そのポルノ女優がお尻の穴を見せるくらいで躊躇っていてどうするのっ」
静子夫人にそう決めつけられたダミヤは、歯を食いしばるような顔つきになって、激しい羞恥と屈辱を耐えている。
静子夫人はそんなダミヤに、一瞬痛ましげな視線を向けたが、すぐに冷静さを取り戻し、小夜子と京子に頷きかける。
小夜子と京子も静子夫人に同意したように頷くと、三人はいっせいに美紀夫人、久美子、そしてダミヤの臀肉をかき分けるようにして、それぞれの菊の花にしゃぶりつく。
「あ、ああっ」
「な、何をっ」
「ノ、ノンッ」
三人の喉から甲高い悲鳴が迸り出る。
「お母様っ、許してっ」
小夜子は舌を伸ばし、美紀夫人の菊蕾を舐め回す。
「ああっ、さ、小夜子さんっ」
実の娘に肛門を舐められる美紀夫人は、ついにヒイヒイと声を上げて泣きじゃくる。
「きょ、京子お姉様っ」
「久美ちゃんっ」
倒錯の行為を強いられている京子と久美子もまた悩乱の境地の中で、互いの名を呼び合っている。
「ああっ、シズコっ」
「ダミヤっ」
そして静子夫人とダミヤも、背徳の快楽に互いに身体を燃やしあっている。静子夫人はダミヤの菊門がすっかり柔らかくなってきたことを知覚すると、細い指をダミヤの股間にくぐらせ、蜜壺を弄ぶ。
「すっかり濡れているわ。ダミヤ」
「ああっ、はっ、恥ずかしいっ」
快楽の徴を静子夫人に指摘されたダミヤは、腰部を悶えさせて静子夫人の責めから逃れようとするが、身体が痺れたようになって力が入らない。
「大勢の前でお尻の穴を舐められてこんなに乱れるなんて、今のあなたの姿をドクター・バルーが見たら、一体何と言うかしら」
「ああっ、シ、シズコっ、あの人のことは言わないでっ」
静子夫人とダミヤを行為を真似るように、小夜子は美紀夫人の、そして京子は久美子の快楽の壺を刺激し始める。
「お母様、どう、気持ち良い?」
「ああっ、さ、小夜子っ、ゆ、許してっ」
「久美ちゃん、どうかしら」
「あっ、ああっ、お姉様っ、き、気持ち良いっ」
背徳の快楽に溺れ、我を忘れてそんな言葉をかけ合っている美女達の姿に、観客のやくざたちはすっかり目を奪われているのだ。
静子夫人はダミヤに対する長く濃厚な愛撫を終えた静子夫人は、「準備は良いわね、さ、始めましょう」と小夜子と京子に声をかける。
小夜子と京子はこくりと頷き、床に置いた籠の中からアナルビーズを取り出す。
「お母様、良いわね、いくわよ」
小夜子はアナルビーズの端を美紀夫人の菊花に押し当てると、ぐっと押し込む。
連なったビーズの一つが、美紀夫人の中に埋め込まれる。美紀夫人は「うっ」と声を上げ、双臀をブルブルと震わせる。
「久美ちゃんも、いいわね」
京子もまた、ビーズを久美子の菊門に埋め込んでいく。
「あ、ああっ」
微妙な箇所がこじ開けられる痛みに、久美子は悲鳴を上げる。
「みっともない、大袈裟な声を出すんじゃないわよ、久美ちゃん。あなた、もうここのところにピンポン玉まで呑み込めるようになっているんでしょう」
京子は久美子の尻をピシャピシャ叩きながら、ビーズを呑み込ませていく。
「ううっ」
ダミヤもまた、静子夫人にビーズを一つずつ呑み込まされながら、肉付きの良い尻を震わせている。
「案外美味しそうに呑み込んでいくわ。ダミヤったら、こっちの方も案外感じるのね。すみにおけないわ」
静子夫人はそんな風にダミヤをからかいながら、菊蕾にビーズをめり込ませていくのだ。
「うっ、ううっ」
「ああっ」
「ううっ」
三人三様の呻き声が部屋の中に響き渡る。連なったビーズのちょうど真ん中辺りまで
埋め込ませた静子夫人は、「いいわ」と頷き、ダミヤの尻をパシンと叩く。小夜子と京子もほぼ同時に作業を終えると、その場に立ち上がるのだった。
295.美女菊くらべ(3)

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