第25話 調教されるしのぶ(3)

しのぶはこっくり頷くと、香織の言葉に催眠術にかけられたかのように両手をスカートにかけ、するすると下ろしていく。
「シャツのボタンを外して、ブラを取るのよ」
「ハイ……」
下半身素っ裸になったしのぶは素直にうなずくと、シャツブラウスのボタンをすべて外し、手を後ろに回してブラジャーのホックを外す。
薄いピンク色のブラジャーがはらりと床の上に落ちる。それを拾い上げた黒田は鼻先へもっていき、うっとりとした顔をする。
「こりゃええ匂いや。汗と香水が混じってなんともいえんわ」
「相変わらずですね、黒田さん」
沢木が半裸のしのぶにデジタルカメラを構えながら苦笑する。
「そのまま奴隷の第1のポーズを取って、誓いの言葉を言いなさい」
「ハイ」
香織の命令にしのぶは再び素直に頷くと両手を頭の後ろに回し、両足を開き、背筋を伸ばして昨夜香織から教え込まれた屈辱的な誓いの言葉を口にする。
「私、加藤しのぶは世良香織様の忠実な奴隷として、ご主人様の命令にはどんなことでも悦んで従うことを誓います」
「間違えずにちゃんといえたじゃない、偉いわ」
「ああ……」
しのぶは香織に誉められて何故か背中がゾクッとするような快感を覚えるのだ。
(ああ……どうしたのかしら、私。おかしいわ)
「しっかり家で復習してきたのかしら」
香織はどこからか羽ぼうきを取り出すと、しのぶの背中をさっと撫で上げる。くすぐったさと切なさの混じった快感に、しのぶは「あふっ」と声をあげる。
「素直になったところで、今度は私の言うとおりに繰り返しなさい」
香織はしのぶの耳元に口を寄せ、小声で囁く。
「ああ……そんなこと」
嫌々と首を振るしのぶの脇の下を、香織の羽ぼうきが襲う。
「あひっ」
しのぶは再び電流に触れたように全身を震わせる。
「言うのよ、さあ」
「わ、わかりました……」
しのぶはもうどうにでもなれといった心境になり、香織に強制されたおぞましい言葉を口にする。
「ね、ねえ……黒田さん、沢木さん、もっとしのぶのそばによって頂戴」
しのぶに声をかけられた黒田と沢木は相好を崩してしのぶの傍らに寄る。
「し、しのぶの一番恥ずかしいところを見て……黒田さんと沢木さんで良くお調べになって……」
「一番恥ずかしいところって、どこのことや」
「ああ……そんな……言わせないで」
「しのぶ夫人の口からはっきり聞きたいな」
「い……意地悪……」
しのぶはため息をつくようにそう言うと、
「し、しのぶの……オマンコですわ」
と、はっきり口にする。
その途端電流のような快感が走り、しのぶは思わず全身をブルブルと震わせる。
「ああっ」
すかさず黒田と沢木はしのぶの腰部をしっかりと押さえ込み、ふっくらと充血した大陰唇に指をかけ、ぐいと割り開く。
たっぷりと湛えられた愛液が堰が切れたように流れ出て、しのぶの太腿を伝って流れる。それを見た黒田と沢木は目を丸くし、わざとらしく驚きの声を上げる。
「ひゃあ、こりゃあ凄いな」
「まったく、大洪水じゃないですか」
しのぶは軽いエクシタシーに達したのか、双臀を断続的に震わせながら「うっ、うっ」と引きつったような声を上げている。
「これでわかったでしょう、あなたはマゾの露出狂よ」
香織はしのぶの肩に手をかけ、耳元に囁きかける。
「さあ、もっともっと恥ずかしいことを言いなさい」
「わ、わかりましたわ……」
しのぶははっきりうなずくと、涙に濡れた瞳を黒田と沢木に交互に向ける。
「ねえ……黒田さん、沢木さん……おまんこばかりご覧になってちゃ嫌……しのぶのお尻の穴も見て」
しのぶはまるで2人の男を誘うように、豊満な双臀をゆらゆらと揺らす。
「ねえ、ねえ、早く……。しのぶのお尻の穴の、し、皺の数までお調べになって……」
「よし、そんなにいうなら調べてやろうやないか」
黒田はしのぶの背後に回り、腰を沈めると肉付きの良い尻たぶをぐいと押し開く。
「ああっ、嫌」
「自分で調べてくれというといて、嫌はないやろ」
しのぶは思わず悲鳴をあげ、双臀を振って黒田の手から逃れようとするが、2人の男はそうはさせじとばかりにしのぶの腰部をがっしりと押さえ込む。
「ほらほら、可愛いケツの穴が顔を出したで」
隠微な割れ目が押し開かれ、細かい皺に縁取られたしのぶのアヌスが露になる。それはまるでしのぶの羞恥を伝えるように、ひくひくと小刻みに収縮しているように見えるのだ。
「しのぶ夫人、昨日僕に誓ったことを忘れていないだろうね」
「あ……」
沢木がすぼまった菊蕾を指先でつくと、しのぶはあえぐ様な声を上げる。
「どうなんだい、しのぶ夫人」
「わ……忘れていませんわ」
「それならもう一度口に出して誓ってもらおうじゃないか」
「そんな……」
しのぶは切なげに身悶えるが、その風情は2人の男に対する甘えのようなものをはっきりと湛えているのだ。
「いうのよ、しのぶ。私の奴隷であるということは、黒田さんと沢木さんの奴隷であると同じよ。ご主人様の命令に従いなさい」
「は、はい……」
しのぶはこっくりと頷く。
「さ、沢木さん……しのぶは沢木さんに、お、お尻の処女を捧げることを誓いますわ」
沢木は黒田と顔を見合わせると、ははっ、と笑い声を上げる。
「そうかい、いい子だ」
沢木は満足げにパシンとしのぶの尻を叩く。
「前の処女はご主人に捧げたけれど、後ろの処女は僕に捧げてくれるというんだね」
「は、はい……その通りですわ」
そういった途端しのぶの身体に、妖しい背徳感を伴った凄まじいばかりの快感が走り抜けた。
「ああっ」
しのぶは再びブルッ、ブルッと全身を震わせる。前がすっかりはだけたシャツブラウスはすでにしのぶの肩先を滑り落ち、全裸同然になっている。
「すっかりスイッチが入ったみたいね」
香織はくすくすと笑いながらしのぶの肩を抱き、ぐいと引き寄せると唇を奪う。

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