「こ、ここを苛められるのがそんなに気持ちいいの? ねえ、小椋さん……いえ、小椋裕子先生」
「あ、ああ……意地悪なことを言わないで。加藤さん」
「ちゃんとお答えになって」
「ヒイッ!」
しのぶがタコ糸に指をかけて花蕾をひっぱると、裕子はガクガクと全身を痙攣させながら再び熱湯のような樹液を噴き上げる。
「ああ……い、言います、言いますわ。ですから、糸を引っ張るのはおやめになって……」
裕子はついに根負けしたように、唇を震わせる。
「ク、クリトリスを苛められるのが気持ちいいですわ……」
「そんな言い方じゃ駄目ですわ。こんな風におっしゃって、小椋先生」
しのぶが裕子の耳元に口を寄せ、何事か囁くと裕子は頬をぽおと赤く染め「そんな……」と首を振るが、しのぶが再び指先に力を入れると「ヒイッ、い、いいますっ……ちゃんと言いますっ。ゆ、許してっ」と哀願の声を上げる。
「お、小椋裕子……職業……大学講師、ね、年齢……よ、42歳のクリ、クリトリスが気持ちいいです」
「残念。一言抜けましたわ、お仕置きよ──小椋先生」
しのぶが意地悪くタコ糸を引っ張ると、裕子は「ヒッ、ヒイッ」と悲鳴をあげて再び口を開く。
「よ、42歳のお、大きな……大きなクリトリスが気持ちいいですっ。ああっ」
「よく言えましたわ、それじゃあ、ご褒美を差し上げますわ」
しのぶは香織に渡された張り型のうち、細い方を手に取ると裕子のすっかり濡れそぼった女の秘苑にズブリと突き入れる。
「ヒッ!」
「いかが? 小椋先生」
「あ、ああっ……」
しのぶが片手で糸をクイ、クイと引っ張りながら張り型で裕子の内部をこねまわすと裕子は感極まったように「き、気持ちいいですっ」と声を上げる。
「そんな言い方じゃ駄目ですわ、何度いったらおわかりになるの」
「ヒイッ! お、小椋裕子っ、職業、大学講師、年齢、42歳のお、おマンコが気持ち良いですっ!」
「それは良かったわ、でも、これはここを責めるものじゃないの」
しのぶは裕子の愛液でべっとりと濡れた張り型を引き上げる。「あっ」と声を上げた裕子の花襞がさも名残惜しそうに、ヒクヒクと蠢くのを見た香織達は、おかしさのあまりぷっと吹き出す。
「裕子ったら、完全に落ちたわね」
「いや、それよりもしのぶ夫人があんなに変身するとはな」
「SとMは紙一重、ってことか」
香織と黒田、そして沢木が、2人の美貌の人妻が繰り広げる痴態を楽しそうに眺めながらひそひそと話し合っている。
「ひっ、そ、そこはっ」
しのぶが張り型で裕子の双臀の間に秘められた菊蕾をつっつくと、裕子はうろたえたような悲鳴をあげる。
「ここはこっち……お尻の穴を虐めるためのものなのですわ、小椋先生」
「そ、そんな……嫌ですっ」
裕子が嫌々と豊かな尻を左右に振るのを見ていた沢木は、その妖しい刺激に我慢できなくなったのか、椅子から立ち上がり、素っ裸のままもつれあっている2人の美夫人のところへ歩み寄る。
「そこは俺にまかせてくれ」
沢木は細い張り型をしのぶから奪い取るようにすると、裕子の股間に腰を据える。
「たまらないケツをしているじゃないか……へへ、小椋先生よ、今度はこっちのお勉強だ」
沢木は人差し指を口に含んで唾液で濡らすと、裕子の豊かな尻たぶをピシャリと軽く平手打ちし、ぴっちり窄まったアヌスにズブリと突き入れる。
「ヒッ!」
恥ずかしい排泄器官をいきなり嬲られる驚愕と羞恥に裕子は腰をガクガクと痙攣させる。
「どうだい、ここをこうされるのも満更悪い気分でもないだろう」
「い……嫌……あっ…あっ、ああっ……」
裸身をわなわな震わせながら凌辱に耐えている裕子を楽しげに眺めながら沢木はゆっくりと指を抽送させ、しのぶに目配せする。
沢木の意図を覚ったしのぶはうなずくと、裕子の花芯を締め上げたタコ糸をくいくいと小刻みに引く。そのリズムに合わせるようにして沢木は深く浅く、裕子の巨大な尻に穴を穿っていくのだ。
排泄器官を男の指で嬲られる嫌悪感と恐怖に裕子はマスクの下で目を吊り上げ、声を震わせて哀願する。
「や、やめて、お尻を虐めるのはやめて、やめてください」
「ケツの穴を掘られるのははじめてかい、ええ、小椋先生。ご亭主はここを可愛がってはくれなかったのか」
「そ、そんなこと、主人はいたしませんっ」
裕子が思わずそんな言葉を口走ると、見物していた香織と黒田はどっと噴き出す。
「随分お堅いもんや」
「まあ、あのご亭主ならしょうがないわね」
最もプライベートな事柄である夫婦生活の細部まで暴露させられ、笑いものにされる屈辱──しかし裕子はそれを辛いと思うよりも、いつの間にか、なにか身体の中が一層燃えるような不思議な気分になっている。
──もっと、もっと惨めになりたい。もっと笑いものになりたい──
そんな悪魔的な誘惑の声が頭の中で聞こえるような気がした裕子ははっと我に帰ると、心の中に侵入した淫らな鬼を追い払うように、激しくかぶりを振る。
「あっ、嫌っ」
そんな裕子の心の動きを見透かしたように、沢木は張り型の先端を菊蕾の中心に当て、ズブリと突き入れる。それにあわせてしのぶがタコ糸を強く引くと、かすかに蘇りかけた裕子の理性は雲散霧消していく。
「あっ、ああっ、あっ、い、いひっ!……」
十分にほぐされていた裕子のアヌスはあっけないほど易々と、沢木の突き出す張り型を呑み込む。タコ糸を巻きつけられ、クイクイと引っ張られる花蕾の鋭い刺激と、張り型でこねまわされる菊蕾の切ない刺激が一体となって、裕子ははっきりと快感を訴えだすのだ。
香織と黒田が立ち上がり、裕子の左右に寄り添うようにする。香織はしのぶからタコ糸を受け取ると、大きなほうの張り型で裕子にとどめをさすように命じる。
「一気に仕上げてやるわ、覚悟してね。小椋先生」
香織のその声を合図にするように、黒田が両手で裕子の豊かな乳房を揉み上げ始める。沢木は細い責め具を激しく抽送し、裕子の裏門を嬲りぬく。しばらくためらっていたしのぶも、やがて手にもった巨大な責め具を裕子の女陰に埋め込んでいく。香織が巧みに強弱をつけてタコ糸を引っ張ると、裕子の花芯は驚くほど大きく伸びたり、縮んだりを繰り返す。
「ああっ! そんなっ。く、狂ってしまいますっ」
乳房、クリトリス、そして前門と裏門の4箇所の女の急所を一斉に責め上げられる裕子は、たちまち連続的に小爆発を繰り返すと、弾みがついたように一気に頂上に駆け上がる。
第40話 令夫人調教開始(3)

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