第69話 新鮮な生贄(3)

「おまけにケツの穴が感じやすいところも母親と同じだぜ」
「は、母がどうしたというのですか……」
貴美子が龍の方を振り返りそうたずねた時、またも指先の打撃が貴美子の急所に飛んだ。
「ギヒイッ!」
「お前は余計なことは気にせず、よがってりゃいいんだよ」
龍はそう言うとベルトに手をかけて手早く外すと、ズボンを脱ぎ捨て、下半身裸になる。
(ヒッ……)
振り返った貴美子の視界にそそり立った龍の肉塊が目に入る。真珠か何かが埋め込まれているのか、ゴツゴツして人間のそれとは思えないほどの凶々しさを見せつけているそれが、圧倒的な迫力で貴美子に迫って来る。
(あんなもので犯されたら……)
貴美子は恐怖に目を見開き龍から逃れようとするが
、相変わらず身体に力が入らない。
「嫌……」
龍は貴美子の腰の当たりに手をかけ、ぐいと引き上げると貴美子を四つん這いのポーズにする。龍は狙いを定めるように貴美子の双臀の狭間に肉棒の先端を押し当て、ぐいと腰を押し出す。
「ヒイッ!」
龍の剛直で一気に秘園を貫かれた貴美子は、つんざくような悲鳴を上げる。すさまじい圧迫感に貴美子は胃が押し潰されるような感覚に吐き気を覚える。
しかし貴美子の新鮮な肉壷はすでに十分潤っており、龍の異形の凶器を意外とすんなり呑み込んでいる。
「俺のデカ魔羅をしっかり奥まで呑み込んだじゃないか。なかなか素質があるぜ」
龍はそういって笑うと新也と正明の方を振り返り、接合部をしっかり撮れとばかりに見せつける。
デジタルビデオを構えた新也は吸い寄せられるように2人に近づき、龍を深々と受け入れている貴美子にレンズを向ける。正明も憑かれたようにシャッターを押し続け、汗に濡れた貴美子の丸い尻がフラッシュの光りに妖しく浮かび上がる。
「いくぜ……お嬢さん」
龍はまるで乗馬に鞭をあてるように貴美子の弾力のある尻をパシンと叩くと、ゆっくりと抽送を始める。
「あ、ああっ……」
真珠が埋め込まれた龍のゴツゴツした肉棒が貴美子の充血した花蕾をこね繰り回し、すっかり柔軟さを見せている肉襞をこそぎあげる。鍼とマッサージにより火のついた貴美子の肉体はいよいよ本格的に燃え上がり、龍の意のままに操られるようになっていく。
女の急所をしたたかに打たれて、じゃじゃ馬娘の反抗心がもろくも崩れ去ったのか、きりっとした貴美子の顔付きも一変し、目許には柔和さまで認められるのだ。
龍が強く押し出せば貴美子は肉体の緊張を解くようにして深々と受け入れ、外すようにすっと引けばさも切なげに食い締め、離すまいとする。まるで息の合った夫婦のような交わりを、2人の不良少年は呆然と見つめている。
「ぼやっとしてないで、しっかり撮っておくんだ」
「は、はいっ」
新也と正明は慌ててカメラを構え直すが、興奮のあまり手元が震えるのを止められない。
「しょうなねえな。手持ちが無理ならカバンの中に三脚が入っているから、それを使え」
2人の不良少年は龍の指示どおり三脚を取り出すと急いで組み立て、カメラをセットする。
龍はその間わざとペースを弱めていたが、2人がカメラの用意を完了したのを確認して、再び抽送のピッチを上げる。
「あっ、あっ……」
八合目まで登っていた肉体を五合目あたりまで落とされ、再び急速に引き上げられて行く貴美子はついに耐え兼ねたように、悦楽の呻き声を上げ始める。
「良い声が出るようになったじゃないか」
龍は勝ち誇ったようにそう言うと、貴美子の尻を再びパシンと叩く。その打撃にすら貴美子の肉壷は反応し、キュウッと収縮する。
「どうだ、気持ち良いか? お嬢さん」
「は、はい……」
「気持ちいいなら気持ちいいと言って見ろ」
「……き、気持ち……いいです」
「もっと大きな声で言うんだっ」
龍がぐいっと腰を押し出すと、貴美子は「ああっ」と切なげな悲鳴を上げる。
「き、気持ちいいっ」
「声が小さいっ」
「気持ちいいっ!」
貴美子は黒髪を振り乱し、絶叫するようにそんな淫らな言葉を発する。その途端貴美子の身体は電流に触れたようにブルッ、ブルッと激しく震え、絶頂に達したことをはっきりと示すのだ。

龍によって一晩中犯され続けた貴美子は、数え切れないほどの絶頂に達した末に、今後龍の命じることはなんでも聞くと誓い、ようやく解放された。
「いいか、命令に逆らったら今夜のビデオや写真がポルノショップやネットのアダルトサイトを通じてどっと出回ることになる」
「はい……」
貴美子は息も絶え絶えの中で、ようやく返事をする。驚くべき精力の龍に犯され続け、完全に征服された貴美子は身体の中に何か詰め込まれたような感覚に喘いでいる。
撮影係を命じられた新也と正明にとっても、欲望を解放することなく一晩中龍と貴美子の交わりを見せつけられたのは一種の拷問に近い。その証拠に2人のズボンの股間の部分は不様なほどにまで膨れ上がっている。しかし、二人の少年は並のAVなど比較にならない迫力の有るセックスから目を背けることはできなかったのだ。
「それじゃあ命令だ」
龍は冷酷そうな笑みを口元に浮かべる。
「お前達、A工業高校の野球部だったな」
「は、はいっ」
突然龍にたずねられて、新也と正明は慌てて返事をする。
「女子マネージャーは間に合っているか?」
「マネージャー……ですか?」
新也は首をひねる。
「うちは工業ですからもともと女子は少ないですし、それでも何年か前まではいましたが……今はサッカーなんかの方が人気があって、マネージャーになりそうな女子はみんなそっちに行っていますよ」
「なるほどな」
野球部に女子マネージャーのなり手がないのはサッカーとの人気の差だけではなく、今や野球部が新也たち不良の吹き溜まりと化しているからだろう。
「お嬢さんは明後日から、こいつらの野球部のマネージャーになるんだ」
「えっ」
貴美子は驚いて龍を見る。
「どうしてそんな……」

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました