第72話 官能教室(2)

次に美樹は、ピンク色をした形の良い里佳子の乳首をつまむ。
「Nipple…乳首です」
これまで何度も美樹によって練習させられているのか、里佳子は羞恥のあまり真っ赤に頬を染めながらも、はっきりした声でそんな卑猥な単語を口にする。健一はそんな里佳子を信じられないような思いで眺めている。
「ほら、君のガールフレンドの胸が丸出しになったぜ。なかなか形が良いオッパイをしているじゃないか」
誠一はそんなことを健一に囁きながら、指による玩弄を強めていく。
「見るのは初めてかい? それとも今まで何度か見せてもらったことがあるのかな? 最近の中学生は進んでいるっていうからな」
健一はそんなおぞましい言葉を振り払おうと首を左右に振るが、誠一の片手が双臀を割り、クリームをたっぷりつけた指先で肛門をマッサージし始めたので、猿轡の下で悲鳴を上げる。
「ここのところを可愛がられるのははじめてだろう? 必ずそのうちに病み付きになる」
誠一は十分マッサージを施すとニヤリと笑みを浮かべ、いきなり指先を狭隘な肛門に押し入れる。それを知覚した健一は苦痛と屈辱に耐え兼ねて、猿轡の下でううっと苦痛の呻き声を上げる。
「健一君っ」
里佳子が悲鳴を上げるが、美樹はそんな里佳子を後ろからしっかり抱え込む。
「あのくらいは序の口よ。お尻の穴を責めるのはホモなら当たり前のことよ」
美樹はクッ、クッと楽しげに笑いながら里佳子に囁きかける。
「誠一はあなたのボーイフレンドのお尻を徹底して責め上げて、ホモの喜びを骨の髄まで染み込ませてやるとはりきっているわ。長い間お預けを食わせたんだから無理もないわね」
「そんな……やめて」
「里佳子だって初めての夜、誠一から素敵なお尻責めを受けたでしょう。健一君にも同じようにして上げないと不公平だわ」
美樹はそんな自分の言葉がおかしかったのか、ケラケラと笑い出す。
「健一君のザーメンを一度絞り出したら、浣腸責めにかける予定よ。その時は里佳子も付き合うのよ。先輩の貫禄を示して、堂々と排泄するところを健一君に見せて上げなさい」
「ああっ」
里佳子は絶望の悲鳴を上げる。
美樹のレズビアンのペットになることならまだしも我慢できたが、憎からず思っていた健一と共に責められ、汚辱の極限とも言うべき姿を晒し合うなど、耐えられるものではない。
言うことを聞かないと母の裕子や自分の卑猥な写真をバラまくと脅され、心ならずも美樹に従った里佳子だったが、その結果がこのような悲惨なものになるとは――。
健一を地獄へ引き込んだことによって、自らもより深い地獄の底へ叩き落とされる。それは美樹の要求を拒めなかった里佳子にとってはある意味自業自得であったが、そもそもこのようなきっかけを作るようになった母の裕子を恨まないではいられなかった。
「さあ、お勉強を続けるわよ」
美樹はそういって里佳子のパンティを少しずらすようにして、丸い臍を指さす。
「Navel……お臍です」
「よく出来たわ」
美樹はうなずくと、誠一に責められている健一を見る。素っ裸で責め立てられる健一が懊悩に悶えながらも、里佳子の姿態にちらちらと視線を送っているのを確認し、満足げに笑う。
「次はここよ」
フリルのついた可愛いパンティに包まれている、ぷりんと引き締まった里佳子の尻を撫で上げる美樹。
「ああ、そこはAss……お尻ですわ……」
美樹はにやりと笑って後ろからパンティをぺろりと降ろすと里佳子の双臀を割り、指先で可憐な菊の蕾をつつく。
「ああっ!」
電流に触れたように、ビクンと身体を震わせる里佳子。
「ここはなんていうの」
「そ、そこは、教えていただいていませんわ」
「簡単よ。お尻の穴だから”Ass hole”。さあ、いって御覧なさい」
頬を真っ赤に染めて、嫌々と首を振る里佳子。
「嫌、いえないっ」
「いわないと、ここに受けた責めを健一君に全部ばらしちゃうわよ」
「やめてっ」
里佳子は激しく首を振る。
この後結局、健一とともにその部分を嬲られるかもしれない。しかし、その時間を一刻でも遅くしたい。その間に何か考えられないようなことが起こり、自分も健一もこの淫らな地獄から救われるかもしれない。
「それなら言うのよ」
「ああ……」
里佳子は首をのけぞらせ、白いうなじを露にしていたがやがて諦めたように口を開く。
「ああ……Ass hole」
ため息をつくような声でそんな卑猥な単語を発する里佳子。その途端、美樹は部屋全体が里佳子から生じる甘く新鮮な色気で染められたような錯覚を覚える。
「もっと大きな声で言うのよ」
「Ass hole……お尻の穴ですわ」
里佳子は自棄になったようにそう言うと、ああ、と呻いて幼い身体をのけぞらせる。自らの淫らな言葉に煽られるように次第に官能を高ぶらせ、妖しく変貌して行く里佳子を美樹は頼もしげに見つめている。
そんな里佳子に魅了されているのは健一も同様である。里佳子の裸身を覆うものは既に後ろは半ば以上押し下げられ、大きく開かれた太腿の付け根で支えられているパンティ一枚に過ぎない。健一は浅ましくも里佳子のその部分に視線が釘付けになるのを抑えることが出来ないでいた。
「それじゃあそろそろ一番大事なところに行くわよ」
「嫌、先生……そこは嫌……」
里佳子はそういって首を左右に振るが、もちろん美樹はやめるつもりはない。
「健一クン、良く見ておきなさい。里佳子がおマンコを丸出しにするわよ」
「嫌……見ないでっ。お願いっ」
「もったいぶるんじゃないわよ」
美樹はそう言うと里佳子の太腿に引っかかったパンティをぐいと押し下げる。淡い繊毛に覆われた里佳子の秘部がはっきりと眼に映り、健一は激しい衝撃を受ける。
「ああー」
ついに女の最も恥ずかしい箇所を丸出しにさせられた里佳子は、哀切な声を上げながら朱に染まった顔を左右に振る。
「ほーら、とうとう顔を出したわ」
美樹は楽しそうに笑いながら、里佳子の秘部を指先でつつく。
「さあ、里佳子、おっしゃい。ここは何と言うところなの」
「……」
「何? そんな小さな声じゃ聞こえないわ」

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