第95話 崩壊への序曲(3)

韓流スターを思わせる端正な顔立ちの中で光る爬虫類を思わせる冷酷そうな瞳がしのぶの裸身に向けられている。まるで女奴隷を値踏みするようなその視線のおぞましさに、しのぶの背筋はそそけだつ。
「さすがは健一君のお母さんだ。近くで見ても驚くほど肌の木目が細かいですね」
誠一はそういうとしのぶの滑らかな肌をそろりと撫で回す。
「健一君の肌とそっくりだ……」
誠一の言葉にしのぶの身体に何ともいえぬ悪寒が走る。
「……あ、あなたは健一に、な、何をしたんですかっ」
「何をしたって……お母さんはホモセクシュアルの恋人同士が何をするかご存じないんですか?」
誠一はそう言うとクッ、クッと楽しげに笑いながらしのぶの尻の当りを撫で回す。
「ああ……どちらがタチでどちらがネコって質問ですか? それならわかります。健一君の方がネコですよ」
「ネコ……?」
「ホモの女役ってことです」
誠一は掌をしのぶの豊満な双臀にすべりこませ、指先で隠微な蕾をくすぐる。
「あっ」
「ほう……このコリコリしたお尻の穴の感じ、ここんところも息子さんにそっくりですよ」
誠一は人差し指をしのぶの尻穴にぐいと沈み込ませる。
「や、やめて……」
「健一君もこうやって指でお尻を苛めて上げると、最初は抵抗していましたが、今ではさも嬉しそうにキュッ、キュッと締め付けてくるんですよ」
「嫌……」
誠一はしのぶの耳元に淫靡に囁くと、ゆるやかに指を抽送し始める。
「健一君は僕のコックで立派に男に……この場合は女に、といった方がいいのかな? いずれにしても健一君のお尻の処女は有り難くいただきましたよ」
「そ、そんな……」
しのぶ自身が被虐の嵐に翻弄されているうちに、愛する息子が倒錯的な同性愛者の餌食にされていたとは……しのぶは絶望のうめき声を上げる。
「あ、ああっ」
「今では健一君もしっかりとホモの悦びを身体に染み込ませたようで、昨夜はとうとう僕の肉棒でお尻を犯されながら雄汁を噴き上げる、トコロテンの芸までやってのけたんです。そんな破廉恥な息子を生んでどんな気持ちですか、ええ、お母さん」
「息子にそんなことを……あんまりですわ……」
しのぶは愛する息子を倒錯者の手によって蹂躙された悲しみに哀れっぽくすすり泣きながらも、いったん官能の炎に燃え上がった肉体を自分ではどうすることもできない。
「おやおや、息子さんがホモに目覚めたことを聞いてこんなに興奮するなんて、いけないお母さんだ」
誠一は絶妙な技巧でしのぶの菊花をいたぶり、先程淫らな崩壊を示したばかりのしのぶの蜜壷からは再び、甘い果汁があふれ出る。誠一は器用にしのぶのその蜜液を汲み出しながら、弾力のある菊花を揉みほぐして行くのだ。
一方しのぶの隣では裕子が、やはり里佳子の同性愛の相手である美樹から嬲り抜かれていた。
スポーツグラスを外した美樹の顔を見たしのぶは驚きの声を上げる。
「あ、あなたは……小塚先生っ」
そこに現れたのは東中の英語教師、小塚美樹の美貌といって良い顔だった。
「ど、どうして……先生がこんな……」
「小椋裕子PTA会長も、私が東中に転任して来た理由は御存じなかったみたいですね」
美樹はくすくす笑いながら裕子の豊満な乳房に手をかける。裕子は恐ろしいまでに引きつった表情を美樹に向ける。
「私、前の学校で生徒に手を出しちゃったんですよ」
「で、でも先生は……」
確か前任は女子中学、と言いかけて裕子は息を呑む。
「そう、R学園付属中。生徒はもちろん全員女の子よ。そこで14歳の女生徒に手を出したの。里佳子さんそっくりの奇麗な子にね」
美樹の手が裕子の豊満な胸から縦長の臍、そして引き締まった下腹部を滑り、リングで縊り出された花芯に到達する。
「ひ……」
裕子はおぞましさとともに、先程示した絶頂の余韻にいまだはっきりとした充血を見せているその部分から電流のような快感が全身に走るのを知覚し、思わず裸身をブルッと痙攣させる。
「あらあら、お母様ったら、敏感ですのね。里佳子さんとそっくりだわ。いえ、里佳子さんが母親譲りと言った方がいいのかしら」
美樹は冷酷そうな微笑を口元に湛え、裕子の花芯をゆっくりと嬲り回す。
「あらあら、こんなところにリングをはめられているのね。おかわいそう」
「あ、ああっ……」
「それにしてもびっくりするほど大きいクリね。里佳子さんも年齢の割にとっても大きなクリをしているけれど、そんなところまで母娘って似るものなのなんですね」
「や、やめて……ああ……」
「ここ10日ばかり、里佳子さんにはたっぷりレズの快感を教え込んであげたんですよ。今では私の指でちょっと嬲られると、可愛いよがり声を上げながら上下のお口から涎まで流すようになったわ」
「酷い……ああ……あんまりだわ……」
「何が酷いの? 娘をほったらかしにして男とセックス三昧の母親の方がよほど酷いんじゃないかしら。私はお母様が娘を顧みないで家を空けている間、里佳子さんの面倒を見ていて上げたのよ」
確かにここのところずっと泊まり込みでソープ嬢としての勤めを強いられたため、家には全く帰っていない。自らが落ちた性の地獄の苦しみに必死でもがいている間に、里佳子までが同じ地獄に落ちていたというのか。
「心配しなくても里佳子さんの処女はしっかりと守って上げていますわ。お尻の方も健一君に付き合わせて随分開発しちゃったけれど、もちろんバージンよ」
「ひっ」
美樹の指先で尻穴をくすぐられた裕子は、嫌悪感に裸身をブルッと震わせる。
「そういえばお母様ももうお尻の悦びを知っているんですってね。お上品な顔をして隅に置けないわ」
ああ、何ということだろう……自分だけでなく愛する娘の里佳子まで淫鬼の餌食になっていたとは。
そればかりでない。里佳子の隣で朽木他数人の男からしっかりと抱えこまれ、新鮮な乳房や形よく盛り上がった尻を何本もの手で撫で回され、揉み上げられているのは貴美子である。空手初段の勝ち気な長女までが悪魔の手に落ちたというのか。
「あ、ああっ、そ、そこは」
龍の鍼やマッサージによって連日のように鍛え抜かれた貴美子のその部分は、平常時でも包皮を弾かせ、ルビー色の先端が露出するようになっている。
まして扇情的なビキニ姿のジョギング、そして香織のレズの技巧によって満座の中で絶頂に追い上げられた貴美子のその部分は十分な充血を示し、母のそこと見劣りがしないほどの大きさを示している。
朽木の指先はすでに貴美子の敏感なその蕾を容易に探り当て、激しく揉み上げている。急所を押さえられた貴美子は先程見せた気丈な反発が嘘のように可憐なすすり泣きの声を上げ、女っぽく身悶える。

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