第115話 酒の肴(2)

「ああっ!」
とんでもない姿にされた貴美子はあまりの羞恥に全身を悶えさせるが、先ほどステージで受けた精神的なダメージのせいか、2人の女教師が意外な馬鹿力を発揮したせいか、長岡と酒田の手から逃れることができない。
「あらあら、娘さんが素敵な格好にさせられたじゃない」
「こちらも負けていられないわね」
文子と良江が隠微な笑いを交し合うと、2人のレズビアン教師を真似て裕子の太腿をつかみ、膝の上に乗せ上げる。
「い、嫌っ!」
母と娘は向かい合ってM字型に開脚された汚辱の姿をさらしあう。互いに女の羞恥の箇所はすっかり剃り上げられ、童女のようになった陰裂の上端に金のリングで縁取られたクリトリスが剥き出しになっている。
「ほら、お母様も貴美子と同じ格好にされちゃったわ。見てご覧なさい」
酒田が美人女子大生の伸びやかな太腿を抱え、空いた手で形の良い乳房を揉み上げながら貴美子の耳元に囁きかける。
「仲良くあそこを剃り上げられちゃって、まるで鏡で自分の姿を見ているみたいでしょう」
長岡が同様にもう一方の乳房をやわやわと揉みながら貴美子の耳に吹き込む。
貴美子は見てはならないものを目の前にしたかのように、必死で顔を逸らしていたが、2人の女教師に太腿を抓られ、乳首をねじられて催促され、ついに前を向く。
「あっ……」
思わず母の哀切な視線を目で受け止めた貴美子は、あわてて視線を下に移動させる。すると裕子の青々と剃り上げられた股間が視野に飛び込んでくる。
(お母さん……)
母の無毛の箇所はふっくらと女らしい膨らみを見せ、ワイン色の小陰唇が心持ちはみ出ている。上端から顔を覗かせたクリトリスは熟女らしい貫禄を見せ、ルビー色の亀頭を堂々とばかりに晒している。さらに母の下半身は文子と良江によって思い切り持ち上げられているため、双臀の狭間にある菊の蕾までが露になっているのだ。
今まで尊敬の対象であった母親の肉体に獣めいた部分があることを思い知らされた貴美子は、火の出るような羞恥心を感じるとともになんともやり切れない思いになる。
(嫌だわ……)
自分も母親からあんなふうに見えているのだろうか。もしそうならなんとおぞましいことだろう。母親の性格を多く受け継ぎ、男勝りで負けず嫌いの貴美子は、裕子の卑猥な裸身に自らの敗残の姿を見るようで、自虐的な気分に陥っているのだ。
(ああ……もう、どうにでもなるがいいわ……)
貴美子は自棄になったように身体の力を抜き、2人の女教師の粘っこい愛撫を受け入れて行く。先程のステージでの里佳子とのレズ、そして裕子から受けた剃毛プレイによって、貴美子の身体の深奥に点けられた燠火がゆっくりと燃え上がり始めたのだ。
一方、卑猥な姿勢をとらされた貴美子の姿を見せつけられている裕子も、娘に対する申し訳なさや気遣いといった感情とともに、我が身のふがいなさを自嘲するような気分になっている。
眼前に堂々とばかりに晒された貴美子の股間は、しばらく前まで処女だったためか陰裂は綴じており、ほんの少し顔を見せているラビアも奇麗なピンク色である。包皮を剥かれてリングを取り付けられ、陰裂から顔を出しているクリトリスも、まるでピンクパールのような艶やかさを見せている。
その部分をまるで幼女を思わせる姿に還元された娘を見せつけられ、あまりの痛ましさに裕子は涙を流す。
(ああ……貴美子……)
自分の軽率な行動、中途半端な正義感がこのように自らが地獄に足を踏み入れるだけでなく、娘達を巻き添えにする結果を招いてしまった。そう思うと裕子は悔やんでも悔やみきれない。
まるで悪魔たちの戦利品のように、淫らに加工された裸身を母娘で向かい合わせにされ、顔見知りの女達のなぶりものになっている――裕子にはこれが現実のものだとはとても思えない。
「ああ……」
目の前の貴美子はまるで自分を道連れにした母に復讐するかのように、次第に積極的に2人のレズ教師たちの愛撫を受け入れ、伸びやかな肢体を悩ましくくねらせている。
「この娘、結構レズもいけるみたいよ」
「本当?」
酒田と長岡は淫靡な笑みを交わし合うと、2人の中央で新鮮な裸身を悶えさせている貴美子を頼もしげに見る。
「感じるの? 貴美子」
長岡に尋ねられた貴美子は恥ずかしげに顔を伏せ、小さくこっくりと頷く。
「まあ、随分素直になったものね」
酒田と長岡が顔を見合わせて笑い合う。
「それじゃあどれくらい感じているのか、チェックして上げるわ」
2人の女教師は意味ありげな笑みを交わし合うと、乳房を揉んでいた手を貴美子の股間に移動させ、しっとりと汗ばんだ大陰唇に手をかける。
「ああっ、嫌っ」
激しい羞恥に見舞われた貴美子はさすがに抵抗を見せるが、酒田に「おとなしくするのよっ」と叱咤され、ヒップを叩かれると諦めたように身動きを止める。
「そうそう、素直なのが一番よ」
酒田は笑いながらそう言うと、長岡と視線を交わして貴美子の陰裂をぐいと押し開く。
「ああっ!」
開かれた花園からとろりと粘っこい蜜が流れ、ソファを濡らす。その樹液の豊かさに長岡が細い目を見開く。
「まあ、この娘ったら……」
「私達のテクニックで感じてくれたのね。可愛いわ」
酒田はニヤリと笑うと、剥き出しになったクリトリスの先端にそっと指を触れさせる。
「あっ!」
その瞬間貴美子は悲鳴のような声を上げ、腰部をぶるっと震わせる。たちまち新たな樹液が流れ出し、ソファを汚して行く。
「はしたないわね、この娘ったら。ちょっとクリをいじられただけでお尻を振りながら垂れ流すなんて」
長岡はそうからかうように言うと、貴美子の愛液を指先ですくい上げ、つつましげに顔を出しているアヌスの周囲にそっと塗り付ける。
「い、嫌っ!」
貴美子は再び悲鳴を上げて双臀を揺らすが、長岡はかまわず指先を窄まった部分に差し入れる。
「そんなことをしたら、匂いがついちゃうわよ」
「かまわないわよ」
長岡は笑いながらゆっくりと指先を抽走し始める。
「さっき剃毛されたせいか、赤ちゃんみたいなお尻の穴になっているわ」
「あっ、ああ……」
龍によるセックス調教で後ろの穴も、十分指先で開発されているせいか、長岡の細い指先を貴美子はすんなり受け入れる。酒田が花蕾をやわやわといたぶるたびに貴美子の尻穴は長岡の指先をきゅーっと切なげに締め上げる。2人のレズ教師は生贄の感受性の豊かさに満足げに笑い合う。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました