第125話 絶望への道程(8)

「ねえ、健一君……お姉さんのオッパイ、気持ち良い?」
「……」
「黙っていちゃわからないわ。気持ちよければ気持ち良いと正直にいうのよ。里佳子に遠慮しなくても良いわよ。私たち、姉妹なんだから」
貴美子は両乳房を手で抱えるようにすると、その狭間で健一の肉棒をはさみこむ。
「どうかしら? 健一君のオチンチン、挟んじゃった」
そう言うと貴美子はゆっくり身体を前後させる。健一の肉塊は紀美子の乳房の間で翻弄され、ますますその硬さを増していくのだ。
「なかなかやるじゃない、あの娘」
小塚美樹が飯島に向かって感心したような声をあげる。
「飯島先生のお仕込みなの? 大したものね」
「いや……」
飯島も貴美子の変身ぶりに呆気にとられたような顔をしている。確かにA工業高校では野球部員のまで上半身裸の姿で挨拶させたり、そのままケツバットの洗礼を加えたりと貴美子に対しては相当ハードな責めを加えたが、それからわずか2日でこのような淫奔さを示すとは、予想だにしていなかったことである。
貴美子がここまでの大胆さを示すようになったのは、母や妹だけでなく父の道夫まで香織達の手に落ちてしまったという絶望、自らをこのような淫らな地獄へ落すことになった母親の浅薄な正義感への反発、そして何より、それら全ての原因となった加藤家に対する憤懣も原因ではある。
しかし、より大きいのはこの5日間で貴美子の身体に生じた変化のせいだった。龍に一晩中犯されたあげく受けたサディスティックな調教、一昨日の土曜日にA工業高校で受けた教師や生徒たちの前での目も眩むような露出調教、そして昨日から今朝にかけて再び龍によって加えられた鍼とマッサージによる徹底したセックス調教。その結果貴美子は肉体的にも急激な変貌を遂げていたのである。
さらに貴美子の理性を狂わせたのは花芯に取り付けられた金のリングである。
貴美子は「母親の裕子譲り」とからかわれるほどの、大きな花蕾の持ち主であったが、それは鞘に覆われたいわゆる「クリトリス包茎」の状態にあった。むしろ妹の里佳子の方がその部分の包皮は少なめで指先で容易に剥くことが出来たし、長時間リングを装着していればしばらくの間は包皮は戻らず、その部分はルビー色の先端を覗かせたままでいたのだった。
その点貴美子の場合は包皮が多目のため、いったんリングを使って剥き出しに露出させても、外してしまうとすぐに戻ってしまう。そこで今夜再び「かおり」のステージで上で、裕子によって改めて剥き出しにされ、アルコールで洗浄された上にリングできつく締め上げられたのだ。
普段露出していないものが剥き出しにされた感覚は想像以上のもので、空気に触れることすら刺激に感じるほどだ。まして貴美子が身動きするたびに硬く締め付けられたリングがその部分を刺激し、電流のような快感が下半身を断続的に襲う。貴美子の持ち前の勝気さや反発心が、女の急所をリングで封じられただけ完全に姿を潜めている一方で、潜在的な奔放さがすっかり解放されているのだった。

「香奈も健一も結構楽しそうじゃない。あれで案外、あんな風に苛められるのが好きなのかもね」
ステージ裏では史織が留美の幼い秘部を粘っこく愛撫しながら、耳元でそんな風に囁きかける。
「それにしても健一ったら、大変な変態男ね。ホモの悦びをすっかり知っていると思ったら、大勢の前で素っ裸を晒して里佳子のお姉さんにオチンチンをしゃぶられて、今にもイキそうな声を出しているわ」
「母親のしのぶも、ステージで堂々と本番ショーを演じる淫乱女だし。香奈もきっと母親やお兄さんに負けない淫乱娘に違いないと思わない?」
「あっ、ああっ……」
目の前で展開される信じられないほどの淫靡なショーを見せつけられながら、女の最も敏感な箇所を悪戯される――留美の頭は麻のように乱れ、じっと立っていることもできなくなっている。
「どうしたの、留美。ちゃんと聞いているの」
「は、はい……、き、聞いています」
「それならどう思うか聞かせてよ。香奈のお母さんやお兄さんは変態の好きものだと思う?」
「お、思います……」
「香奈についてはどうなの?」
「は、母親や姉に負けない淫乱……淫乱娘だと思うわ……」
「留美は香奈の親友だったんじゃないの? 親友をそんなふうに言ってもいいの?」
「あ、ああ……」
留美は、香奈を陥れる片棒を担いだ罪悪感のゆえか、一瞬悲痛に顔を歪めるが、敏感な花蕾を留美にキュッと捻られて悲鳴を上げる。
「か、香奈なんて、も、もう親友なんかじゃないわっ」
「ふふ……意見が一致したわ。私達、うまくやって行けそうね」
史織はそう言ってクスリと笑ったが、ふと指先を留美の陰裂に忍ばせると頓狂な声を上げる。
「あら、どうしたの? 留美ったら、ここんところが洪水みたいじゃない」
「ああ……し、史織……そんな大きな声を出さないで……他の人に聞こえるわ」
「留美ったら、どうしてこんな風に濡らしているの? ひょっとして香奈みたいにステージの上で素っ裸になって苛めてほしいの?」
「そ、そんな……違うわ。私はそんな変態じゃない」
「なら何なの? 言いなさい、どうしてこんなに濡らしているのか。素直にならないと香奈や里佳子先輩たのように、お母さんやお姉さんと一緒にショーに出演させるわよ」
「い、嫌っ。それだけはっ」
留美が悲痛な声を上げると同時に、香織の非情な宣告がステージに響く。
「もう残り5分を切ったわよ。そろそろ仕上げにかからないと負けちゃうわよ。素っ裸でジョギングしたいのならかまわないけれど」
香織の声に表情を引きつらせた裕子はしのぶへの責めの手を強める。里佳子は香奈にぴったりと押し当てた裸身を激しくグラインドさせ、貴美子は再び健一の怒張を喉の奥まで飲み込む。
「あっ! あっ! ゆ、許してっ、裕子さんっ」
「ああっ、お姉様っ」
「あっ、そ、そんなにすると、僕っ」
三人の哀れな生贄は同時に切羽詰まったような悲鳴を上げる。絶頂の一歩手前で必死で踏みとどまる三人を、裕子、里佳子、そして貴美子はぐいぐい押し上げる。
あと一歩のところで必死に堪えている香奈に焦れたように、里佳子は腰を落として美少女の秘部にむしゃぶりつく。
「あっ、お、お姉さんっ、な、何をするのっ!」
12歳の可憐な少女は、姉とも慕う里佳子からいきなりクリニングスを施され、うろたえたような声を上げる。

「見なさい、留美。あの浅ましい姿。香奈も健一もたくさんの人たちに見られながらあんな恥ずかしい姿を晒すなんて、本当にあきれたわ」
「うっ、ううっ……」
留美は史織の指先でもっとも敏感な箇所をやわやわと揉みたてられ、絶頂寸前で息も絶え絶えといった有様で彷徨っている。

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