第157話 母娘舌奴隷(5)

母と娘といっても男の性器の前では所詮女と女、牝と牝ではないかという諦めに似た感情が湧いてきたのだ。目の前にある若いペニスをとにかく処理しなければならない。そんな場面で母親だから、娘だからといった関係、またそれまでの両者の間の様々な葛藤を持ち込むのは滑稽なだけではないのか。
(母も私も同じ牝奴隷なのだ)
いまさら恨み事を言っても始まらない。ともに淫らな地獄の中で最低の奴隷として、手を携えて生きて行くしかないのではないのか。
ふとそんな思いに駆られた貴美子は、急に自分の考えが恐ろしくなり、ぶるっと裸身を震わせる。それを見た飯島が空気を換えるために開いていた窓を閉める。
「寒いか、貴美子」
「いえ……」
貴美子は首を振る。裕子が心配そうな目を貴美子に向けるが、貴美子は顔を逸らす。
「大丈夫です。そろそろ次の人を呼んでください」
飯島は一瞬意外そうな顔をするが、すぐに頷くと特別慰安室の扉を開く。
「次の2人、入れ」
飯島の声と共に、ファーストの向田翔太とライトの瀬尾正明が待ちくたびれたように入ってくる。せかせかと下半身裸になった翔太が貴美子の前におかれた椅子に腰を下ろす。
「小椋貴美子です、翔太さん、ご奉仕させていただきますわ」
貴美子はキラキラ光る目をじっと翔太に向けながらはっきりそう挨拶する。翔太は貴美子の瞳に引き込まれそうな感覚に、裸の下半身をぶるっと震わせる。すかさず貴美子は翔太の屹立したペニスを、まるでソフトクリームを嘗めるような優しさで舌先を這わせるのだった。
「翔太さん……素敵よ」
貴美子は潤んだ瞳をちらちらと翔太に向けながら、ペロペロと鈴口のあたりを嘗める。翔太はそれだけ背筋が楚々けだつほど興奮する。
「ああ……なんて頼もしいの」
貴美子は翔太の肉棒がますます隆々と勃起してきたのを見ると、ため息を吐くようにそう言い、亀頭のあたりまで咥え込む。汗と恥垢に汚れた翔太のペニスはむっとする臭気を放っているが、貴美子はもはやそれすらさほど気にならなくなっている。
献身的に奉仕する貴美子の姿は、翔太にはまるで年上の恋人のように思え、思わずその名を呼びかける。
「き、貴美子……」
翔太に呼ばれた貴美子はとろんと潤んだ瞳を向ける。
「なに? 翔太さん」
「い、いや……」
翔太が慌てて顔を背けようとする。貴美子はくすりと笑って翔太のペニスから口を離すと、先程の新也に対する母の技巧を真似るように、形の良い乳房を翔太の肉棒に押し付ける。
「遠慮しなくて、名前を呼んでいいのよ」
貴美子はそう言うと再び翔太の筒先を咥え込む。
「ああ……翔太さん、愛しているわ」
翔太の肉棒を根元まで咥え込みながら、貴美子は甘い声で翔太に呼びかける。
「素敵よ……翔太さんのオチンチン……貴美子、顎が外れちゃいそうだわ……」
「き、貴美子……」
貴美子に挑発された翔太がおずおずと口を開く。
「ああ……翔太さん……翔太さん」
「き、貴美子、貴美子っ」
貴美子に責められる一方だった翔太は、一転して攻勢に出る。貴美子の口内を性器に見立てたかのように激しく腰を前後させる翔太。そんな翔太を迎え撃つように、貴美子は必死で舌や喉を使っている。
貴美子の隣の裕子は、人が変わったように男を翻弄させ始めた娘の姿に衝撃を受けながらも、瀬尾正明に熟女らしい濃厚な愛撫を注ぎ込んでいた。
「お、おおっ、た、たまんねえっ!」
正明が貴美子ではなく裕子を選んだのは特に理由がある訳ではない。いくら美人と言っても自分の母親とさほど齢が変わらない裕子よりは、むしろ貴美子にフェラチオの奉仕を受けたかったというのが正明の本心である。
しかし、新也の腰巾着と陰で嘲られている正明は。新也に同調することが身についた習性となっていた。今回も新也が裕子を選ぶというのにさほど抵抗もなく従ったのだ。
これまで裕子に奉仕を受けた3人が異口同音にその素晴らしさを讃えていたのを聞いても、正明はどこがそんなに良いのかさっぱり理解できなかったのだが、実際その技巧を体験してみると、先の3人があっけなく撃沈された理由がよくわかったのだ。
(うっ、す、すげえ……)
かつて味わったことのない、身体そのものが吸い取られるような感覚。オナニーや商売女からの奉仕、すれっからしの不良少女たちとの刹那的な成功からは決して得られない快感に、正明は有頂天になっていた。
爆発寸前になりそうな正明のペニスを裕子は覚ますように柔らかい乳房を押し付ける。そうやって裕子は隣で人が変わったように翔太を淫らに責め立てている貴美子とタイミングを合わせようとしていた。
貴美子も裕子の意図に気づいたのか、翔太に対する攻撃を強める。熱い吐息と淫語を交互に吐きながら2人の不良高校生に奉仕し続ける美しい母と娘。2本の若茎はほぼ同時に限界を迎え、熱い樹液を噴き上げるのだ。

翔太と正明に続いてキャッチャーの車田啓太とリリーフの遠藤次郎もほぼ同時に昇天させた貴美子と裕子は、素っ裸のままグラウンドに引き立てられ、両肢を大きく開いて前屈みになり、尻を突き出した姿勢をとらされていた。
これから母と娘には、今朝遅刻した貴美子に対する懲罰と、裕子に対する歓迎の儀式を兼ねた「ケツバット」の洗礼が施されようとしていた。
「最後まで弱音ひとつ吐かずにしゃぶり抜くとは、母娘そろってたいしたタマじゃないか」
顧問の飯島が2人の美女の間に立つと、並んで突き出された形の良い尻をピシャ、ピシャと叩く。
「5人分のザーメンは美味かったか、ええ? この淫売女が」
飯島は苛立たしさの混じった声をあげながら貴美子に顔を近づける。貴美子は一瞬辛そうに顔を背けるが、やがて必死で冷静さを装い、「美味しかったですわ」と答える。
「お前はどうだ、裕子」
「私も美味しかったです」
裕子は貴美子同様、冷静を保ちながら飯島に答える。
「ふん、そんなに美味かったのならこれからも度々紅白試合に呼んでやろう。貴美子一人では1チーム分の精液は持て余すだろうから、母親のお前が半分引き受けるんだ、いいな」
「わかりました」
素直に答える裕子を、飯島は腹立たしげに眺めていたが、やがてキャプテンの佐藤新也の方へ向き直り「紅白戦で勝った白軍が今日は最後まで面倒をみてやりな。さあ、はじめるんだ」と声をかける。
新也は頷くと2本の金属バットを手にして前に出る。
「貴美子以上に叩き甲斐のありそうなケツだぜ」
新也が口元に残忍な笑みを浮かべながら、裕子の逞しいばかりに張り出したヒップをバットの先で撫でさする。裕子は自分に散々辱めを加えただけでなく、香織と共謀して裕子の友人である奈美や摩耶たちを地獄に突き落とした佐藤文子の息子である新也に尻を撫で回されるおぞましい感覚に、裸身をブルッと震わせる。

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